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世界一過酷な場所で、
人の目を守る5つの機能

8600m級という特異希な高所を想定し、人の目が感じる可視光線域はもちろん、それ以外の波長域も含め、目に有害とされる光を可能な限りカットするレンズの全貌がここに。

直接光
薄い空気によって地上の何十倍にも感じる強い陽射し。容赦なく照りつける、この強い陽射しを94%カット。目の保護を再優先にし、必要な視界だけを確保します。
雑光
降り注ぐ太陽光を強く反射する雪面。視野を狭め、判断力を鈍らす、これら雪面からの雑光を99%以上カット。進むべきルートを、より確実で安全なものへと導きます。
紫外線
浴び続けることで、眼球の外側にある角膜などを傷つける紫外線は、標高5000mの場所では地上より50%高くなるといわれています。この有害な紫外線を99%以上カットし、眼球を保護します。
ブルーライト
網膜に到達する光の中で紫外線に最も近く、強いエネルギーを持ち、眼精疲労の原因の一つとされるブルーライト(380~495nm)を99%以上カットし、眼精疲労の蓄積を軽減します。
赤外線
赤外線、いわゆる熱線の強いものは長時間浴びることで眼底、目の水晶体などに影響し、視力の低下を引き起こすといわています。5年間の研究成果を基に、この赤外線99%以上カットを実現しています。

世界一過酷な場所で耐えうる品質と、人の目を守る性能を発揮できるレンズを造り出す。TALEX開発陣にとって、それは新たなる挑戦でした。

― エベレストオレンジ開発担当者

開発秘話

難関は目を疲れさせない色にすること
「最初、作るべきレンズの概要を聞いた時点では、できるんじゃないかなと感じました。永年培ってきた技術と経験がありますから、揺れ歪みのない偏光レンズに可視光線以外の光をカットする機能を掛け合わせるまでは、比較的早かったんです。特に赤外線カットは5年前から研究を進めていましたし、ようやく日の目を見る時が来たわけです。しかし、試作品を作るなかで浮上した問題は機能ではなく、人が使える色にすることでした。必要とする機能がすべて盛り込まれていても極端に青かったり、赤かったりすると景色や進むべきルートを見ること自体、ストレスに成りかねませんよね。これを使える範囲までバランスさせることが、まず最初の難関でした。それぞれの機能を盛り込めば、必然的に向かう色合いは決まってしまう。まさに試行錯誤。しかし、何百色とレンズカラーを製造してきた技術によって5つの機能を搭載したレンズとしては、最も使いやすい色調にコントロールすることができたのです。」
異次元の気温差
「レンズ自体もそうですが、表面を覆うコーティングの耐久性にも苦労しました。標高8000mを越えるエベレストでの気温はマイナス約30度~プラス 50度と聞きました。その差はなんと80℃。どちらか片方の気温に耐えうるモノはもちろん容易にできますが、問題はこの極端な気温差。いくら高性能レンズで目を守ることができても、レンズ表面のコーティングが割れてしまうと視界が白っぽく濁り、安全な視界を確保できない可能性もあります。濁った視界は命に関わりますからね。解決できたのは自社で開発し10年以上改良を続けてきたCACCHU素材でした。この次世代レンズだからこそ、コーティングの密着性を最大限に活かせることができたのです。」

地球上で、最も過酷で、最も高い頂上へと挑む人々に。

8600m級という特異希な高所を想定し、人の目が感じる可視光線域はもちろん、それ以外の波長域も含め、目に有害とされる光を可能な限りカットするレンズ – エベレストオレンジ。

経験、テクノロジー、熟練の技。
そして、カトマンズからエベレスト頂上まで人の目の負担を最大限軽減したいという情熱。
これらが見事に調和することで誕生した、まさに特別なレンズです。

三浦雄一郎さんが語る

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